2024/08/24(土) 3日目
こちらの記事は道の駅巡り 道南編①の3日目です。
1,2日目はこちらを参照
3日目:道の駅 なとわ・えさんまで
3日目、函館で迎える朝です。本日はバスで渡島半島東側をぐる~っと回っていきます。

07:10 函館バスセンター 函館バス 91系統 恵山御崎行
第一陣は活火山恵山の近くまで行くバス。終点まで所要時間約2時間のロングランです。
なおダイヤ改正でこの便はなくなっており現在の始発は10時台です。

函館駅を出てからしばらくは市電湯の川線と並行するように走行。
休日の朝7時だと交通量は落ち着いています。

市電は湯の川温泉の近く、湯の川停留所で終点。バスはまだまだ先へ行きます。

国道278号に出てきて海岸沿いへ。
奥に見える陸地は地図上で出っ張ってる戸井地区?だと思います。

函館からその戸井地区までは戦前に鉄道建設の構想があり、実際に工事も進められましたが
太平洋戦争による資材不足で中止、その後再開されず遺構のみ一部残っています。
奥に見えているのがコンクリート橋の橋脚。
バスからだと下の方しか映りませんでしたが、、ストリートビューだとはっきり見れます。

戸井支所を過ぎると短めのトンネルが連続する区間に。

振り返るとこのような感じ。なるほどこれはトンネルを通さないと道路造れませんね。

こちらはサンタロナカセ岩、という名前らしい。
アイヌ語かと思いきや”漁に出た息子が帰ってこず待ち続けた両親が岩になってしまう”という
民話由来のネーミングです。
なお2025年4月より道路状況が悪い、離合が困難、悪天候時越波の危険ありということで
サンタロナカセ岩のある海沿いのルートからトンネル経由に変わっています。
途中の停留所は函館バスによるといずれも1日平均乗降0.00人だったので残当。

8時44分、なとわえさん前で下車。反対側の車線にあるのが道の駅です。

少し先に東の恵山方面と北の椴法華方面への分岐があり、休憩場所としてちょうどよいところにあります。
オープン前なので駐車場はガラリ。

逆光ですがこちらが建物。奥は太平洋です。

隣は恵山海浜公園となっていて端まで行くのを躊躇するくらい広いです。
道の駅寄りの場所はキャンプ場。

もっと先まで行くと公園らしく遊具やトイレがあります。

2F部分は展望デッキになっていますがこの骨組みは何か?わかりませんでした。

物産館は2022年にリニューアルオープン、内装が新しくなっています。
オープン時間の9:30になったので中へ。

スタンプありました。忘れ物注意が強調されています。

物産館と中で繋がっていますがスタンプの場所は総合案内から入った方が近いかも。

函館市恵山地区のキャラクター、ほていドンが主役でした。ホテイウオというのがモチーフらしい。

レストランはまだ営業時間前でしたが、座席を休憩スペースとして使えました。
ちょっと座って小休止。

裏手に出るとこんな感じのウッドデッキがあります。海風を感じたい場合は外で。

最後の紹介、道の駅の建物とは別に恵山側の端にもう一つ食堂があります。
昼間の時間帯のみ営業。

物産館で函館産の昆布と氷下魚(の加工品)を買って次の目的地へ。

住所 | 北海道函館市日ノ浜町31番地2 |
---|---|
電話番号 | 0138-85-4010 |
営業時間 | ・道の駅 9:00~18:00 (4~9月), 9:00~17:00 (10月~3月) ・売店 9:30~17:30 (4~9月), 9:30~16:30 (10月~3月) ・カフェ 10:30~17:30 (4~9月), 10:30~16:00 (10月~3月) ・レストラン 11:00~16:00 (11月~3月は休業) |
定休日 | 毎週月曜日 ※祝日の場合は翌日 年末年始(12月29日~1月3日) |
スタンプ | 施設内総合案内所近く |
登録日 | 1999年8月27日 |
HP | 道の駅公式:https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18846 北の道の駅:https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2179/ 函館市観光サイト:https://www.hakobura.jp/spots/699 |
ルート研究 | TBD |
3日目:道の駅 縄文ロマン 南かやべまで
バス停の最寄は先ほど降りたなとわえさんですが、すぐに別の路線に乗り継ぐのでそこまで歩きます。
というか歩かないと接続がとれない。
1kmちょっと歩いて到着したのは日ノ浜団地停留所。
ここから7.5km先の椴法華支所まで短区間のバスがありました(過去形)。
確か訪問時点で1日1.5往復くらいの本数でしたが2025/4で路線丸ごと廃止。
函館バスはここ最近半年ごとに系統整理を進めていて路線バス網がゴッソリ縮小しています。

10:46 日ノ浜団地 函館バス 91E系統 椴法華支所行
そんなわけで今は亡き路線に乗車。
バスがどこに停まるか想像つかなかったので離れた場所から偵察していました。
始発なのでスルーされることはさすがにない。

椴法華支所までの区間は山越えのような感じでこれといった集落はありません。
発着地はどちらも函館行のバスが残っているので、この区間を結ぶ需要というのはまぁほぼ無いでしょう。

11:03 椴法華支所前 函館バス 99A系統 函館バスセンター行
椴法華支所からは系統が変わって函館行に。同一のバスだったはず。

再び海沿いへ。サーフィンスポットらしく人の姿が見えます。

続いての集落、古部の漁港。
ここもまだ函館市、合併の影響で巨大化しています。

いつも見るテトラポッドとはちょっと違う形。中空三角ブロックというみたいです。

11時40分 次の乗り換え地点南茅部支所で下車。
時刻表上だと0分乗り換えなので少し手前のルートが重複する場所で降りようかと思いましたが
運転手さんがここで接続とれますと教えてくれました。

11:40 南茅部支所 函館バス 99系統 鹿部出張所行
先ほどのバスは進路を南西に変えて函館駅へ戻ってしまうので、後ろにやってきた鹿部行に乗車。

あまり取り上げられていない気がしますが、北海道函館と青森に多く点在する縄文時代の遺跡群が
2021年に世界遺産登録されています。
中でも重要な遺跡があるのがここ南茅部地域。実はホットな場所です。

そんなわけでしばらく進んで11時51分 縄文文化交流センターで下車。

本来この系統は施設の前を通らない(運行ルートから外れている)のですが、
期間限定で一部便の乗り入れを実施していました。
垣ノ島遺跡下という停留所が実際の最寄りなんですがそこに着く前に
縄文文化交流センターに停車するアナウンスが流れてきたのでびっくり。
歩きが減ったので結果ラッキーです。

停留所にもなっている縄文文化交流センターの一角にあるのが道の駅。
メインは文化センターの展示室で、ちょっとしたお土産売り場があるといった感じです。

先にスタンプ。お土産売り場と展示室の間の通路(展示室寄り)にあります。

微妙な出来ですが一応押せました。展示室にある国宝 中空土偶が描かれています。

入場券は300円とお手頃。ちょっと入ってみます。

中はこんな感じの雰囲気です(一応撮影OKでした)。
大量の展示品を並べる、というよりは数を絞って見やすさを意識したようなレイアウトでした。

ショップに戻ってとろろ昆布汁を購入。
お昼の時間帯になったんですが食事系はあまりなく持ち越し。

ここまでが室内。外に出ると実際に縄文時代の出土品が多数発見された垣ノ島遺跡があります。
遺跡と聞くと土のイメージが強いですが見た感じ公園。海も見えて中々のロケーションです。

全体図はこんな感じ。中々に広い。

ここが竪穴住居跡。地面を掘り下げて床にするわけですが、
結構な深さだったのか現在まで埋まりきらず何か所か窪みの状態で残っておりこれが痕跡。

このへんが盛り土遺構の一部。全体がコの字になっているんですが
スケールが大きいので上から見ないとわからないですね、古墳とかと同じでただ盛り上がっている場所。

歩き疲れた、、という人は途中の管理棟にトイレと椅子があるのでここで休憩できます。
他には遺跡の発掘調査を体験できる体験広場も別の場所にあります。

というわけで戻ってきました。案内図の数字の付いている場所を全部見ようとすると
20分以上はかかるかと思います。

住所 | 北海道函館市臼尻町551-1 |
---|---|
電話番号 | 0138-25-2030 |
営業時間 | ・道の駅 9:00~17:00 (4~10月), 9:00~16:30 (11月~3月) |
定休日 | 毎週月曜日 ※祝日の場合は翌日 年末年始(12月29日~1月3日) |
スタンプ | 施設内総合案内所近く |
登録日 | 2011年8月25日 |
HP | 道の駅公式:https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/18898 北の道の駅:https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/3114/ 縄文文化交流センターHP:http://www.hjcc.jp/ |
ルート研究 | TBD |
3日目:道の駅 しかべ間歇泉公園まで
13:41 縄文文化交流センター 函館バス 99系統 古部行
遺跡散歩もしたところで縄文文化交流センターに乗り入れるもう1便に乗車。
滞在時間2時間が想定されているわけですね、

14:05 南茅部支所前 函館バス 99系統 鹿部出張所行
先ほどと同じですが、南茅部支所でまた鹿部行に。今度は縄文文化交流センターは通りません。

垣ノ島遺跡と並んで国の史跡に指定されているのが大船遺跡。
海側の停留所を撮影していますが実際に遺跡があるのは反対側です。

14:35 道の駅しかべ間歇泉公園で下車。映っているバスは鹿部方面から来た別のやつです。

バスの入れるロータリーには鹿部に別荘を持っていた演歌歌手の鳥羽一郎さんの歌、
北斗船にちなんだモニュメントが置かれています。鹿部出身ではないらしい。

売店と食堂の入口がこちら。間歇泉を見る場合もここから入り入場料を払います。

向かい側にあるのが蒸し処。
鹿部温泉の蒸気で食材を蒸して調理する、温泉地に時折みられるやつです。

スタンプは先ほど紹介した売店の入口側。スタンプを押すには縦幅が不足気味ですね、、

鹿部町のキャラクター「カールス君」と間歇泉が描かれていました。
カールス君は駒ヶ岳がモデルらしい。初見では正解できないんじゃないか。

鹿部町はたらこが名産、ということで関連商品を購入しました。
さすがに生たらこは持ち帰れない。

食堂や道の駅近くの飲食店は15時までには営業終了してしまいましたが、
間歇泉敷地内のしかべ焼きがまだやってました。空腹なのでこちらを頂きます。

ホタテとタコを生地でくるんで、出汁をかけて食べるというものです。
たらこバターをトッピングで追加しました。熱々でおいしい。

隣は足湯。屋根がしっかりしているので日に当たらず過ごせます。

入場料を払って入る公園内の目玉はこちらの間歇泉。普段は静かな状態ですが、、

10分~15分に1度このように吹き上がります。上の丸い部分は噴水を抑えるためだったんですね。
本来は15m吹き上がるようですが飛散防止で10mに抑えているとのこと。
地中の熱水が自然現象で水位上昇し吹き上がる→下がるを繰り返すことで発生しています。
(国内には一部人工的に発生させている場所もあります)

初めて見たんですがかなりの迫力。展望台のような場所もあるので少し高いところから眺めることもできます。
噴出間隔が短めなので気軽に立ち寄って鑑賞できるのも利点。
入場料300円の価値は十分にあります。

住所 | 北海道茅部郡鹿部町字鹿部18番地1 |
---|---|
電話番号 | 01372-7-5655 |
営業時間 | ・道の駅 <月曜日~木曜日> 9:00~17:00 (3月20日~11月30日), 10:00~15:00 (12月1日~3月19日) <金曜日~日曜日> 8:30~18:00 (3月20日~11月30日), 9:00~18:00 (12月1日~3月19日) ・浜のかあさん食堂 11:00~14:00 ・こいたのおかず屋 10:00~15:00 ・湯けむり処 しかべ焼き 10:00~16:00 (3月20日~11月30日), 10:00~15:00 (12月1日~3月19日) |
定休日 | 定休日なし(3月20日~12月29日) 毎週水曜日(1月2日~3月19日) 年末年始(12月30日~1月1日) |
スタンプ | 施設内売店入口付近 |
登録日 | 2015年11月5日 |
HP | 道の駅公式:https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19841 北の道の駅:https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/3174/ しかべ間歇泉公園HP:https://shikabe-tara.com/ |
ルート研究 | TBD |
まだまだ移動できる時間帯なんですが、鹿部町も公共交通減便の波が押し寄せており
土休日は訪問時点で15時台が他地域へ出れる最終となってます。
(函館本線に鹿部駅がありますが、町の外れの外れ。駅まで行くバスは非常に少ない)
運よく近くの旅館に空きがあったので本日はここで終了。

こんなに早い時間にチェックインするのも珍しい。部屋も広くゆったり寛げます。

窓からの景色ははオーシャン、というより漁港ビューです。

素泊まりなので外で夕食。混むこともある店って書いてあったので早めに来ました。

(たぶん)看板メニューのたらこ天丼。なんとたらこを天ぷらにしてしまいました。
でも別物になるわけではなくしっかりたらこの味はします。
写真ではわかりにくいですが結構な量なので頼む際は注意。
1時間前にしかべ焼き食べていたので終盤は苦しかった、、

- ここまでの移動経路まとめ
-
()内は乗車日当時の正規運賃、
実際はフリーパス(はこだて旅するパスポート)使用07:10 函館駅前→08:44 なとわえさん前 函館バス (1500円)
「道の駅 なとわ・えさん」
徒歩 1.3km
10:46 日ノ浜団地→10:58 椴法華支所前 函館バス (200円)
11:03 椴法華支所前→11:40 南茅部支所前 函館バス (730円)
11:40 南茅部支所前→11:51 縄文文化交流センター 函館バス (150円)
「道の駅 縄文ロマン 南かやべ」
13:41 縄文文化交流センター→13:55 南茅部支所前 函館バス (150円)
14:05 南茅部支所前→14:35 道の駅しかべ間歇泉公園 函館バス (820円)
「道の駅 しかべ間歇泉公園」
訪問した道の駅一覧
4,5日目に続く
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