2024/08/22(木) 1日目
1日目:小諸→青森
22:18 さいたま新都心駅
本日は夜からのスタート。会社終わりに埼玉までやってきました。
昔大学生のころさいたまスーパーアリーナで給料手渡しの日雇い派遣バイトをした思い出のある場所?
社会の闇が垣間見えて単発はあんまりやるもんじゃないな、と思いました。

目的地はいつもの北海道。飛行機が定石ですがこれから向かう函館は
陸路での選択肢も取れる場所、ということで夜行バスに乗っていきます。
さいたま新都心のバスターミナルは駅から7~8分歩いたところ。若干離れています。

見つけました。4F建てのバスタ新宿とは打って変わって木造平屋の建物。
東京オリンピックの開幕に合わせてオープンしたみたいですね。

乗車するのは弘前・青森行。ディズニーシー始発の便です。

23:05 さいたま新都心バスターミナル 岩手県北バス MA01便 青森港フェリーターミナル行
Michinori ExpressでMEXの愛称が付いています。オレンジ基調のまあまあ目立つ車体でやってきました。
車内は4列シート。座席はブランケット、スリッパ、クッションなど色々置いてあって
サービスは揃っていましたが間隔がちょっと狭めで若干窮屈感がありました。
あと車内がなかなかに暗くコンセントを挿すのが非常に大変だった。。
※2025年1月から3列/4列混在車両となったようです

2024/08/23(金) 2日目
2日目:青森→函館
翌朝8:00、最初の降車停留所である弘前駅に到着。
八戸方面は別の便があるのでこのバスは弘前→青森と進んでいきます。

続いて近代的なビルに生まれ変わった青森駅。ここまでで8割くらいは下車しました。

青森から青森港までは3kmほどなのであと少し。フェリーターミナルが見えてきました。

ほぼ定刻通り、青森港フェリーターミナルに到着。長旅でした。

ここから海を渡って北海道を目指します。(見えているのは下北半島)
岩手県北バスの青森港行夜行便は津軽海峡フェリーとのセットプランが販売されていて、
接続便に限り追加料金不要で乗ることができます。
夏休みの繁忙期ですが9100円(時期により値段は異なります)で函館まで上陸できる、素晴らしい切符。

1時間ほどの接続待ちで10:30発のブルードルフィン号に乗り込みます。
快眠とまではいかなかったので眠たい。もうひと眠りしたいところ。

船内は4階の大部屋がメインですが一部個室と船内前方の景色を楽しめるビューシートがあります。
ビューシートって使ったことないんですがどんな感じなんだろう。

エントランスには冷凍食品とカップ麺の自販機があるので食料難民は回避できます。
椅子の数は少なめでした。


代わりに通路側にテーブルが多く並んでいました。酒盛りによいスペースです。

スタンダードルーム(大部屋)はこちら。コンセントは早い者勝ちなので注意。
確か1部屋4~5人くらいの利用でした。
周辺の会話からわかったのですが、どうも翌日からモルックの世界大会が函館であるらしく
本州からフェリーで参戦してきている人がそれなりにいました。
ホテルが軒並み埋まっていたのはそのためだったか、


出発時間が近づいてきたのでデッキにやってきました。ベンチがあって座って過ごすこともできます。
以前青森から乗ったときは深夜2時発とかだったので景色どころではなかったですが、なかなか良い眺め。
長距離フェリーの発着する八戸や苫小牧と比べると工場・倉庫が少なく遠くまでよく見えます。

10:30 青森港フェリーターミナル 津軽海峡フェリー 11便 函館港フェリーターミナル行
いざ出発。青森港が小さくなっていきます。停泊しているのは青函フェリーでこちらは11時35分発です。

陸奥湾を抜けて下北半島の仏ヶ浦。長年の浸食でできた巨岩が連なる景勝地です。
遊覧船で近くまで行き上陸ができます。


お昼になったのでカップ麺を買おうと自販機にやってきましたが10円釣銭切れ。
フェリーの自販機だと釣銭切れはたまに遭遇します。
ガラガラじゃなければ誰かが供給してくれるので待つしかないですね。

約3時間30分の船旅で函館港に到着しました。
あのハートのモニュメントを見ると函館に来た、、と実感します(少数派)。

なかなかフェリーターミナルにこのような船のすぐそばまで近づけるデッキはないので新鮮。
ここからの景色は壮観です。

2024年はコナンの映画の舞台が函館、ということでちょっとしたブームになってました。
4月公開なのに8月のこの時期まで飾ってあるなんて、

一呼吸おいて函館港から移動。
津軽海峡フェリーのターミナルは鉄道だと道南いさりび鉄道の七重浜駅が最寄りですが、
企画乗車券を買いたいのでもう少し規模の大きい駅…五稜郭へ向かいます。

2日目:道の駅 みそぎの郷 きこないまで
14:21 津軽海峡フェリー 函館バス 16系統 日吉営業所行
バス停の名前はフェリーターミナルではなく津軽海峡フェリー。
もう一つの航路青函フェリーのターミナルは別の場所なので、混同防止で分かりやすくしたんでしょうか。

バスは五稜郭駅は通らないので近くの市立函館病院で下車。ここから歩き。

歩きの特権、跨線橋を渡ると五稜郭駅出口側に行けます。

ほどなくして到着。JRの五稜郭駅は五稜郭を名乗ってますが五稜郭跡までは2kmあります。
大荷物だとしんどい。加えて市電の五稜郭公園前駅も残念ながらあまり近くない。

欲しかったのはこちら。指定席券売機で発売しているはこだて旅するパスポート2日間版です。
函館周辺の鉄道+バス路線が乗り放題というお得な切符です。
バスの正規運賃で移動を繰り返すと想定以上にお金が飛ぶので、
バス事業者のフリーパス販売が広がると(利用者側目線では)うれしい。

15:21 五稜郭 道南いさりび鉄道 普通 木古内行
さっそく活用。まだ活動できそうなので道南いさりび鉄道で木古内方面へ。

主要駅の上磯駅。住宅地はこの辺りまでで、函館方面から来た半数近くの列車が折り返しとなります。

上磯から先は海沿いの区間が多く、国道に対して高いところを走行。競争するような形となります。

五稜郭からだいたい1時間で終点の木古内へ到着。左に見えているデカい建物は新幹線のホームです。

木古内から出る道南いさりび鉄道の列車は間隔がまちまちで3時間程空く時間帯も。
新幹線との接続もあまり考慮されてはいません。

肝心の道の駅。南口を出たところにあるロータリーの先にあります。徒歩1~2分とアクセスしやすい場所。
ロータリーの真ん中はドッグランスペースとして活用されています。

こちらがその道の駅。一部バス待合所としてのスペースも兼ねています。

近くまでやってきました。木古内町のキャラクター「キーコ」がお出迎え。
プロフィールだと出身はなぜか東京都港区青山。

建物の反対側はみそぎガーデンという小さな公園になっています。

館内は観光案内所、ショップ、レストランと一通りありますが特徴はミニ水族館。
近隣の川や海で採取された魚たちが展示されています。
あくまでミニなのでちょっとしたスペースです。

あとはテイクアウトのパン屋。入口の近くにあります。

ショップで木古内産”北限”ひじきとあんぱんを購入しました。
どうも北海道産のひじきは木古内町周辺、津軽海峡の浅瀬で採れるものが北限らしいです。
中々レア物?

施設名にもなっている「みそぎ」というのは木古内町伝統の祭り、寒中みそぎ祭りから来ているもの。
1月の寒い時期に裸で冷水を被って修行し1年の豊漁豊作を願う、という内容です。
想像しただけで体が震える。

スタンプの話がまだでした。観光案内所が施設内にありその近くに設置されています。

絵柄は寒中みそぎ祭り関連。修行に挑むのは4人、というところも反映されています。

住所 | 北海道上磯郡木古内町字本町338-14 |
---|---|
電話番号 | 01392-2-3161 |
営業時間 | ・道の駅 9:00~18:00 (季節により変動あり) ・キッチンキーコ 9:00~17:00 (季節により変動あり) ・レストラン 11:00~14:00 ・コッペん道土 10:00~17:00 |
定休日 | 年末年始(12月31日~1月1日) |
スタンプ | 施設内観光案内コーナー近く |
登録日 | 2015年11月5日 |
HP | 道の駅公式:https://www.michi-no-eki.jp/stations/views/19840 北の道の駅:https://hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/3158/ みそぎの郷きこないHP:https://kikonai.jp/ |
ルート研究 | TBD |
なおこの先も木古内には幾度となく訪れることになるのでこのタイミングで行く必要は正直なかった。
フリーパスなので出費にはあまり影響しませんが。
まだ函館方面への列車まで時間があるので、旅館兼食事処のこちらで夕食にします。

デカ盛りが出てきがちなあんかけ焼きそば。他の料理より一回り大きな皿で出てくる印象です。
近くに常連?っぽい年配の女性がいて話をしたんですが、
大分ボケちゃっていて同じ話と同じ質問を20回くらい聞く羽目になってしまいました。
家族の立場で1日過ごすことを考えると、かなりしんどいなと、、

木古内に戻ってきました。新幹線開業前は在来線で本州と繋がっていた、ということで
待合室に過去の写真等展示品が飾られています。

19:10 木古内 道南いさりび鉄道 普通 函館行
本日の宿は函館に取っているので、再び道南いさりび鉄道で戻ります。

20時16分、函館に到着。道南の代表都市だけあって付近はホテルホテルホテルです。

その中のA-GATE HOTELに宿泊。
お酒のドリンクバーがあったり、お菓子とカップ麺を無料で貰えたりとなんだかサービス精神旺盛なところでした。
(飲んでないので、質はわかりません)


- ここまでの移動経路まとめ
-
()内は乗車日当時の正規運賃、実際はフリーパス使用
19:25 小諸→19:50 軽井沢 しなの鉄道 500円
20:13 軽井沢→20:27 高崎 北陸新幹線 はくたか574号 1980+1870円
(自由席、さいたま新都心まで)
20:48 高崎→22:18 さいたま新都心 高崎線
23:05 さいたま新都心バスターミナル→翌09:25 青森港フェリーターミナル 岩手県北バス 9100円 ※1
10:30 青森港フェリーターミナル→14:10 函館港フェリーターミナル 津軽海峡フェリー 0円 ※1
14:21 津軽海峡フェリー→14:30 市立函館病院 函館バス 250円
15:21 五稜郭→16:19 木古内 道南いさりび鉄道 (980円) ※2
「道の駅 みそぎの郷 きこない」
19:10 木古内→20:16 函館 道南いさりび鉄道 (1170円)
※1 東京フェリっと函館オプションを使用、高速バス+フェリー乗船券がセット
※2 はこだて旅するパスポート 2日間用を使用(3650円)
訪問した道の駅一覧
3日目に続く
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