2024/07/26(金)
こちらの記事はさんふらわあ 端ッコスタンプラリーに挑む―最南端編の3日目です。
1, 2日目はこちら
※記事内で出てくる南大隅町のコミュニティバスは、
公式回答としては地元住民向けで観光利用は想定していません。
利用拒否はされないと思いますが自己責任で。
3日目:鹿屋到着まで
08:00 佐多岬野営場
おはようございます。まったくもってよく眠れませんでした。
夜中の数度にわたる通り雨でテント組立→撤収を繰り返したことで設営スキルがついた気がする。
(ワンタッチテントだけど)

ここからは昨日乗ることのできなかった南大隅町コミュニティバス。
佐多支所の張り紙には26日(金)は運休などのお知らせはなかったのできっと来るはず。
ただどこに来るのかが見当もつかない。
まだ時間があるので、鹿児島交通が走っていたころのバス停の痕跡を探してみます。
野営場近くの大泊海浜公園の駐車場。うーんここにはなさそう。

その手前にある道の分岐。昨日は左の道から歩いてここまで来たわけですが、
右側を進むとはかつて佐多岬ロードパークと呼ばれる有料道路だった道に出ます。
佐多岬の観光開発のため建設された道路ですが、いかんせんアクセスが大変で徐々に通行量が減り
2007年に南大隅町に移管、現在は無料で通行できます。
車で行くなら右の道ですね。
で本題はそこではない、このあたりにもバスが停まりそうな場所はない。

バスの到着予定時刻が迫りますが、
結局バス停は見つからず確実に通るであろう県道68号のところで立って待つことに。
(南大隅町運行のバスはバス停無し、全区間フリー乗降であることをこの時は知りませんでした)
雲の間から強烈な日差しが照り付ける中目を凝らしてひたすら待機。
一般車と変わらない普通の白い塗装、正面から見てもなかなか見分けられないので気が抜けません。
しかし到着時刻の8:55になっても姿は見えず。
まさかまた運休、天に見放されてしまったのか、、
08:55 (定刻) 大泊 南大隅町コミュニティバス 佐多―石蔵線 佐多石蔵行
捕まえました。
若干諦めかけていたその時、佐多方面から見覚えのある車が。定刻から15分ほど遅れた時間でした。
たぶんですが小学校のスクールバスとして運行した後こちらに来ていて、
+利用客も少ないので多少遅れてもええやろの精神だと思います。
バスはそのまま東に進んでおおすみ岬漁協という所で折り返し、佐多方面へ戻ります。
このバスに乗れなかったらまたヒッチハイク不可避だったので助かりました。

大泊からはしばらく上り坂。さっきまで海岸と同じ目線でしたがこれだけ見下ろす形に。
改めてこのアップダウンを歩くのは厳しい。

バスは県道68号をまっすぐ進むのではなく、海沿いの道に出て小さな集落を経由しながら進みます。
ここはたぶん尾波瀬という地区から県道に戻るところ。高架になっているのが県道です。

続いて島泊(の海岸)。昔は中学校があったくらいには人のいた集落のようです。

バスの経路にはありませんが、島泊の北西、県道から外れた道を進んだところに
涅槃城という宗教施設があります。巨大な門があって離島へ行くフェリーからよく見えるらしい。
何を思ってこれだけ不便なところに建てたんでしょうか、、

ここまでは南国っぽい植物が無造作に生えている森のような場所でしたが、
佐多の市街地に近づくと農地も増えてきました。

涅槃城に行ける道が通じている上之園地区。ただすれ違い困難な細い道が続きます。
バスは住宅の集まっていそうな場所まで進み、脇道を使ってUターンしていました。

9時50分、なんとかなんとか市街地まで戻ってくることができました。
ちょっとわかりにくいですがこの場所が南大隅町コミュニティバスの佐多石蔵=鹿児島交通の佐多停留所です。

運転手さんから待合室があるということだったので、こちらで次のバスが来るまで待機します。

10:02 佐多石蔵 南大隅町コミュニティバス 根占-佐多線 役場本庁行
乗り継ぐのは行きでも利用した根占―佐多間のバス。
待っていれば指定の場所にバスが来る、こんなに安心することはありません。

色々とお世話になった?佐多のAコープともお別れ。

本州最南端の道の駅根占。どうやって訪問するかそのうち悩むことになりそう。

10:39 ねじめ温泉ネッピー館で下車。
昨日乗ったときは私以外乗客ゼロでしたがこのときは途中で2人ほど乗車がありました。

ここまで来れば本数も増えてもう安心。
ただ接続が良すぎて日帰り入浴する時間は取れない。まだ我慢です。

11:00 ネッピー館 鹿児島交通 鹿屋―根占線 鹿屋行
コミュニティバス区間は終わり、鹿児島交通の出番。交通の要衝鹿屋まで戻ります。

さすがに疲労で限界。昨日通ったルートと同じでもあるのでほぼ寝てました。
11時50分に終点鹿屋に到着。

3日目:志布志港到着まで
鹿屋からは志布志港に向かいさんふらわあのフェリーに乗るわけですが、
バスの時間までは余裕があるのでお昼にします。
リナシティかのやにあったこちらのレストラン。

(料理名忘れました)涼しい店内でしばし休憩。

14:35 鹿屋 鹿児島交通 垂水―志布志線
鹿屋から志布志までは1時間に1本程度バスが出ていますが、
ほとんどが港から3kmほど離れた志布志港入口というところまでしか行きません。
フェリーターミナルの手前まで運行してくれるのはさんふらわあの出発時刻に近い1便のみ。
ということでこれを待っていたわけです。
※志布志港入口止まりに乗車した場合は手前の停留所で降りたほうが近い

日南線の終着駅、志布志駅。すぐ宮崎県に入ってしまうので通学需要が見込めず利用状況は低迷。
大きい災害で不通になってしまうと廃止になるんじゃないかと噂です。

16時30分発、快速日南マリーン号?が停車中でした。

志布志港入口を出発して港へ。遠くにさんふらわあの船が見えてきました。

15:46 終点志布志港で下車。意識が飛んでいて途中に通った東串良町と大崎町の記憶があまりない。

志布志港の停留所はフェリーターミナルのすぐそば。
よくネタにされる志布志市志布志町志布志の地区にあります。
志あふれる街っていうのはなんかいいですね。

予算が厳しいので雑魚寝部屋にしました。乗船手続きをしてカードキーをゲット。

ターミナル内は少年サッカーの集団?でなかなか賑やかでした。
私は全く縁がありませんでしたが強豪校だとフェリーを使って移動することもあるんですね、
乗船時間になったので船へ向かいます。

こちらがツーリストの部屋。
間隔は狭いですが、隣の席は必ず空席になるようになっています。
新型コロナを契機に今はどこの会社も同様に間隔を空けて販売している印象です。

17:55 志布志港フェリーターミナル 商船三井さんふらわあ 大阪―志布志航路 大阪南港フェリーターミナル行
定刻になり志布志港を出発。苦難の連続だった大隅半島を後にします。
ちょっと大げさですが生きて帰ってこれたという安堵感。

徐々に陸地が遠くなり、志布志湾→太平洋へ。
大阪港への入港は翌日7時50分です。

この日は太平洋の波が若干高く、横揺れがあったのと睡眠不足で限界だったので
歯磨きとトイレ以外の時間はほぼ寝てました。日付が変わってから写真を撮ったので本日はこれで終了。
- ここまでの移動経路まとめ
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08:55 大泊→09:50 佐多石蔵 南大隅町コミュニティバス 0円
10:02 佐多石蔵→10:39 ネッピー館 南大隅町コミュニティバス 0円
11:00 ネッピー館→11:50 鹿屋 鹿児島交通 930円
14:35 鹿屋→15:46 志布志港 鹿児島交通 1070円
17:55 志布志港→翌日07:50 大阪南港 商船三井さんふらわあ 10930円
4日目に続く
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